マグネシウム炭素質耐火物の酸化率に及ぼすマグネシア粒子サイズの影響

微細構造は鋼バッグ、転炉、脱炭素装置などの低圧力条件下で使用されるマグネシウム炭素質耐火物の酸化率に一定の影響を与えるため、これらのマグネシウム炭素質耐火物の微細構造を研究することはその抗酸化性を高めるのに役立つ。日本鋳造、鍛造会社の従業員は相平衡を利用してマグネシウム炭素質耐火物立方ブロックの酸化率を測定し、マグネシアZ大粒子サイズとマグネシウム炭素質耐火物の酸化率との関係を研究した。

実験はそれぞれ酸素分圧で3.7×102 Paと2.1×104 Paで行います。温度は1200℃〜1400℃の間である。酸化過程は模擬酸化過程の局所反応に基づいて行い、試料の重量損失によってその酸化率を分析する。実験結果：酸素は脱炭素層中の気孔を通じて拡散し、酸素分圧は2.1である×104 Paの場合、M 5-3（マグネシアZ大粒子サイズ3.0 mm）試料中の酸素の有効拡散率はM 5-1（マグネシアZ大粒子サイズ1.0 mm）よりやや低かった。1400℃において、M 5−3及びM 5−1の酸素の有効拡散率はいずれも有意に低下した。光学顕微鏡により、M 5−3中の気孔通路がM 5−1より蛇行し、M 5−3試料がM 5−1試料よりも緻密層を形成しやすいため、脱炭素層に緻密層が見られた。